ラフィア、スエード、そしてUltrasuede®。5つの素材で、夏のビッグショッパーを語る。

夏は、意外と荷物が多い。
冷房の効いた建物に入ると体が冷える。だから上着が要る。外ではUVカットのアームカバーか日焼け止め。水筒も持ちたい。買い物をすれば荷物は増えるし、どこかに泊まるなら着替えも必要になる。軽やかでいたいのに、気づけば両手がふさがっている。それが夏の現実です。
だから、夏こそ大きく軽いバッグがひとつあると便利だと思っています。バッグが軽ければ、荷物の重さだけを感じられる。大きければ、すべてを一本に収められる。
今年の夏、ビッグショッパーの選択肢を5つ並べてみました。素材は違うけれど、どれも「夏に持ちたい」という文脈で選んでいます。
ラフィアとスエード。夏の素材について。
夏のバッグ素材といえば、ラフィアがまず浮かぶ方が多いと思います。2019年にLoewがラフィアバスケットにアナグラムロゴを入れてから、ラフィアはラグジュアリーな夏素材として定着しました。ナチュラルな風合い、通気性、手仕事の質感。夏の服装と自然に馴染む理由が、素材にあります。
一方でスエードも、夏の素材です。冬のイメージを持つ方も多いですが、スエードはリゾートコレクションでよく使われる素材でもあります。わかりやすいのはビルケンシュトックのスエードサンダル。あのサンダルを見ると「夏だな」と感じる方は多いのではないでしょうか。ラフィアと同じように、ナイロンやエナメルのつるっとした素材には出せない、自然なざらっとした質感が、Tシャツやデニムや素肌という夏の装いに溶け込みます。
そしてUltrasuede®は、その両方の良さを持ちながら、さらに夏に向いた特性を持っています。それはこの記事の最後でご紹介します。
01 Saint Laurent ICARE Maxi(ラフィア)
このカテゴリの火付け役が、夏仕様になった。

2022年、LYSTが「世界で最もホットなアイテム」に選んだICAREが、ラフィア素材で登場しました。ラムスキン版がビッグショッパーの需要を世界に証明したバッグが、夏仕様に変わった。
Saint Laurenはこのバッグのクラフツマンシップを確立するにあたり、1998年にマダガスカルで設立された世界フェアトレード機関(WFTO)認定の社会的企業Akanjoと提携しています。長年にわたるこの提携は、地元の職人技を守ることへのコミットメントを体現したもので、研修プログラムを通じて伝統的な手仕事を次世代に受け継ぐ取り組みも続けています。
ラフィアの自然な凹凸と存在感のあるロゴの組み合わせが、夏の光の中でよく映えます。オープントップで荷物の出し入れが速く、大容量。海辺でも、街中でも、このバッグがあれば成立するコーディネートがある。
02 Loewe Font Tote ラージ(ラフィア)
毎年夏に新作を出す、ラフィアの使い手。

2019年以降、Loewはラフィアバッグを毎年更新し続けています。今やラフィアはLoewの夏のシグネチャーとも言える素材です。Font Toteのラージは、そのコレクションの中で最も大容量に近いモデル。
マダガスカルで栽培・収穫・天日干しされたラフィアを、職人が手作業で編み込んだキューブ型のシルエット。コントラストカラーのLoewロゴが前面に出ていますが、うるさくならないのはラフィアの素材感が主役を張っているからだと思います。内側にカーフスキン製ポケットがあり、実用性も備えています。
重さは約1kg。ラフィアとしてはしっかりとした作りで、その分耐久性があります。スペイン製。
03 Stella McCartney ロゴ ラフィア クロシェ ラージ トート
信念が、夏の素材になっている。

Stella McCartneyのラフィアトートは、ハイサマーコレクションの一本として位置づけられています。マダガスカルの女性職人たちが、フェアトレードと安全性を考慮したアトリエで手作業で編み込んだラフィアを使用。前面のロゴの仕上げはイタリアで行われ、裏地にはソフトなオーガニックコットンを使用しています。伝統的な職人技を守りながら、地球への影響を最小限に抑える。素材の選択のひとつひとつに理由があります。
ラフィアは非常に丈夫で育てやすい植物で、土壌の健康をサポートし、温室効果ガスを吸収します。必要な収穫はラフィア椰子を手作業で剪定するだけで、伐採はしない。こういう素材の背景を知ってから持つと、バッグに対する気持ちが少し変わります。
クロシェ編みの構造が、他のラフィアトートと異なる質感を生んでいます。編み目がやや細かく、空気感がありながら形の保持力がある。15インチのノートPCとビーチタオルと日用品が入る容量というのも、「夏のビッグバッグ」として設計されていることの表れです。
04 Ralph Lauren Polo Play スエード トート
スエードは、冬の素材じゃない。

スエードは冬のイメージを持つ方が多いかもしれませんが、リゾートコレクションでよく使われる素材でもあります。
ビルケンシュトックのスエードサンダルを思い浮かべてみてください。あのサンダルを見ると「夏だな」と感じる。それはスエードが持つ、ナイロンやエナメルにはない自然なざらっとした質感が、Tシャツやデニムや素肌という夏の装いと溶け合うからだと思っています。
Polo Playのスエードトートは、イタリア製のカーフスキンスエードで、Polo Playらしい鮮やかなカラー展開が魅力です。タンクトップスタイルのショルダーストラップが、持ったときのシルエットを軽やかにしています。ラフィアとは違う「夏」の表現がここにあります。
05 otnek&ebanat ANORA
スエードに見えて、さらっとしている。洗える。

ANORAに使っているUltrasuede®は、スエードに近い見た目と手触りを持ちながら、夏でもさらっとしています。
天然スエードは吸水性があり、汗や湿気に弱い。夏に持ち歩くと、腕に当たる部分が蒸れやすい。Ultrasuede®はその問題がない。素材の構造上、汗や湿気を表面に留めにくく、触れていても蒸れない。スエードの質感を持ちながら、夏にも使える。それがUltrasuede®を選んだ理由のひとつです。
そして、ANORAは洗濯機で丸洗いができます。夏は汗をかく。バッグの内側も外側も汚れやすい季節です。汚れたら洗えばいい。ラフィアもスエードも、丸洗いはできません。ANORAにしかない機能です。
本体350g。大容量バッグとして限界まで軽くしました。6層に重ねたUltrasuede®のハンドルが重さを面で分散して、荷物が多い夏の日でも肩への負担を軽減してくれます。
夏こそ、大きく軽く。ANORAは、そのために作りました。

スタイリングのヒント
夏のどんなコーディネートにも自然に馴染みます。旅行の荷物もまとめられる大容量と、汗をかいても気にせず使える安心感が、夏の毎日を少し楽にしてくれると思っています。
SPEC SUMMARY
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ANORA (otnek&ebanat) |
ICARE ラフィア (Saint Laurent) |
Font Tote L ラフィア (LOEWE) |
ロゴ ラフィア クロシェ L (Stella MvCartney) |
Polo Play スエード(Ralph Lauren) |
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価格(税込) |
¥37,400 |
¥830,500 |
¥283,800 |
¥191,400 |
¥93,500 |
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サイズ |
W35×H43×D15cm |
W38〜58×H43×D8cm |
H30.5×W36.5×D17cm |
H17×W29×D16cm |
H28.6×W39.4×D19.1cm |
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重さ |
350g |
— |
1.01kg |
— |
— |
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素材 |
Ultrasuede® (PE/PU) |
ラフィア |
ラフィア |
ラフィア× オーガニックコットン |
スエード カーフスキン |
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製造国 |
日本 |
マダガスカル |
マダガスカル |
マダガスカル |
カンボジア |
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夏仕様 |
○ |
○(ラフィア) |
○(ラフィア) |
○(ラフィア) |
○(スエード) |
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洗濯 |
○ |
× |
× |
× |
× |
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金具 |
なし |
あり |
なし |
なし |
あり |
※ANORA以外は各ブランド公式サイト等から情報をとっております。正しくない情報が含まれている可能性がございます。
※スマートフォンで表が見切れてしまう方は、画面を横向きにすることで表全体を見ることができます。
おわりに
冷房対策の上着、日焼け止め、水筒、買い物の戦利品。夏の荷物は、思っているより多い。
だからこそ、夏のバッグ選びは真剣にやっていいと思っています。軽くて大きくて、素材が夏の空気に合っている。そのバッグがひとつあるだけで、暑い日の外出が少し楽になります。
ラフィアでもスエードでも、Ultrasuede®でも。どの素材を選ぶかは、その人の夏の過ごし方次第です。ANORAが気になった方は、ぜひ商品ページもご覧ください。